消化器内科に行く前に注意することは?
■消化器内科受診当日の持ち物
- 〇保険証
- 〇健康診断の受診票(健康診断が目的の場合)
- 〇診察券(再診の場合)
- 〇紹介状(もしあれば)
- 〇お薬手帳
- 〇健康診断の結果の表(異常があった場合)
- 〇過去の診療履歴書(もしあれば)
- 〇お金(現金またはカード):当院では1円からカード決済が可能です。
- 〇小さなハンドタオル
- 〇水分(特に検査後用):当院では検査後にラムネやウィダーインゼリーをお渡ししています。
- 〇軽食(絶食で余裕があれば、アメなど)
- 〇念のための下着(パンツ)
- 〇筆記用具や手帳:メモを取りたい方向け。ただし、最近は携帯電話で写真を撮ったり、LINEで情報提供することも可能です。
- 〇髪を結ぶもの(ヘアゴムなど):特に内視鏡検査の際に、よだれや汗で髪が汚れる可能性があるため、長い髪の方は結ぶことをお勧めします。
■前日の食事について
前日の食事は、受診の目的や予定される検査によって異なります。
- カメラ検査をしない場合:
症状が安定している場合や慢性的な経過で今後の受診を予定している場合は、基本的に食事制限はありません。
ただし、当日、超音波検査や血液検査を行う可能性が少なからずあるため、多少なりとも症状がある場合は、当日は少なくとも水分のみにすることをお勧めします。
- 前日の食事は、消化器の症状が悪化しない限り、通常通りで構いません。
- 採血がある場合は、飲み会や脂っこい食事は極力控えましょう。
- 一般的には、前日の食事は22時までに済ませるのが理想です。深夜の飲食は避けましょう。
- 内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)をする場合:
- 大腸カメラ:クリニックから具体的な指示があるはずなので、それに従ってください。
- 胃カメラ:夕食は消化の良いものを選び、なるべく早い時間、理想的には22時前までに済ませましょう。それ以降は水分のみにしてください。
- 消化の良い食べ物の例:米、うどん、スープ。
- 避けるべき食べ物の例:根菜類、海藻、皮付きの豆類など繊維が残る食べ物。
■当日の服装の選び方
消化器内科を受診する際の服装は、お腹の診察や検査のしやすさを考慮して選びましょう。
- 上下が分かれた服装
- 脱ぎ着しやすい、ゆったりとした服装:お腹を触る可能性があるため、締め付けの強いものや、ズボンを下げたり洋服を上げたりしにくい服装は避けましょう。スカートやパンツ、どちらでも大丈夫です。
- 胃カメラの場合:基本的に私服のままで検査が行われるため、お腹に空気が入っても苦しくならないような、ゆったりとした服が良いでしょう。
- 大腸カメラの場合:検査着に着替えるため、普段着は何でも構いませんが、脱ぎ着しやすいものが良いでしょう。
- 靴の選び方:診察台への乗り降りや、検査用のスリッパに履き替えることを考慮し、脱ぎ履きしやすいスニーカーのような靴がおすすめです。特に、ブーツやヒールの高い靴は避けた方が良いでしょう。
■消化器内科でどんなことを伝えたらよいか
医師に症状を効果的に伝えるためには、以下のポイントを参考にしてください。
- 受診理由となった症状を簡潔に伝える:
- どのような症状か
- いつから始まったのか
- どこが痛いのか
- その他の症状はないか
- 医師が詳細を質問するので、細かく日付や時間を調べる必要はあまりありません。
- 大きな病気の既往歴(今までにかかったことのある大きな病気)
- 生活習慣
- 家族歴(家族に同じような病気の人がいるかなど)
- 検査歴 (特に、内視鏡などの検査歴)
■胃カメラや大腸カメラは、初診ですぐにやるものですか?
初診で内視鏡検査を行う可能性は十分にあります。
例えば、健康診断で内視鏡検査を勧められた場合など、当日そのまま検査を行うことがあります。
患者さんご自身が最初から内視鏡検査を希望して受診されることも多く、クリニックの予約状況にもよりますが、初診当日に検査を行うことが可能です。当院では、検査開始の30分前まで予約を受け付けている場合もあります。
また、医師が診察し、患者さんの状態によっては、当日の内視鏡検査が適切と判断されることも少なくありません。急な予定変更で時間ができた際などに、健康診断で勧められた検査をその日のうちに受けられる場合もあります。
当院では、鎮静剤を使用した内視鏡検査も初診当日に対応可能ですので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
