大腸憩室炎とは?症状、原因、食事の注意点を知って重症化を防ぐ
大腸憩室(だいちょうけいしつ)とは、大腸の壁の一部が外側に向かって袋状に飛び出した状態を指します。
この憩室は加齢とともに増加し、ほとんどが無症状ですが、時に炎症を起こすことがあり、これを大腸憩室炎と呼びます。
大腸憩室炎は、適切な対応をしないと重症化するリスクがある病気です。
その症状、原因、そして予防のための食事の注意点について解説します。
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大腸憩室炎の「症状」と「重症化のサイン」
大腸憩室炎は、虫垂炎(盲腸)と似た症状を示すことが多く、初期症状の把握が重要です。
主な症状
- 腹痛: 最も一般的な症状です。日本人に多い右側の大腸にできた場合は、右下腹部(虫垂炎と似た部位)が、左側の大腸にできた場合は左下腹部が痛みます。
- ・発熱
炎症が起きているため、軽度から中程度の発熱(37度台後半~38度台)を伴います。 - ・吐き気・嘔吐
- ・下痢や便秘
重症化のサイン(緊急受診が必要)
炎症が進行し、憩室の壁が破れる(穿孔)と、腹膜炎などの重篤な合併症を引き起こします。
- ・突然の激しい腹痛
- ・腹部全体が硬くなる
- ・高熱
- ・大量の血便(大腸憩室からの出血)
これらの症状がある場合は、直ちに医療機関を受診してください。
大腸憩室炎の「原因」
大腸憩室炎の直接的な原因は、憩室内に便や食べ物のカスが詰まり、そこで細菌が増殖して炎症を起こすことです。
- ・加齢
50歳以上で増加傾向にあります。 - ・便秘
硬い便を押し出す際に、大腸内の圧力が高まり、憩室ができやすくなります。 - ・食習慣
食物繊維の不足や高脂肪食の摂取が大腸内の圧力を高め、憩室発生や炎症の原因となると考えられています。
予防と治療のための「食事の注意点」
大腸憩室炎の予防と治療では、食生活の見直しが非常に重要です。
予防・再発予防
便通を整え、憩室に物が詰まるのを防ぐため、十分な食物繊維(野菜、果物、穀類)を摂り、水分補給をしっかり行い、便を柔らかく保ちましょう。高脂肪食の過剰摂取は控えてください。
急性期(炎症時)
腸管を安静にし、炎症の悪化を防ぐため、重症の場合は絶食が必要です。
軽症の場合は、低残渣食(繊維質の少ない、消化の良い食事)を摂るようにし、刺激物は避けてください。
急性期の治療は、軽症であれば抗生物質の内服と食事制限(腸管の安静)で行われます。
しかし、炎症が強い場合は入院し、絶食と点滴による抗生物質の投与が必要です。
当院では、大腸カメラや腹部エコーで憩室の位置や炎症の程度を正確に診断し、適切な治療と再発予防のための生活指導を行います。
腹痛や発熱があった際は、放置せずにご相談ください。
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