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「腸活」を始める前に知っておくべきこと|消化器内科医が教える正しい腸内ケア

こんにちは。下北沢駅前きみじま消化器内科・内視鏡・肛門外科クリニック院長の君島です。
「腸活」という言葉を、雑誌やテレビなどで目にすることも多くなり、健康や美容に関心のある方なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

しかし、「腸に良い」と言われる様々な情報が溢れる中で、何から始めれば良いのか迷ってしまいませんか?
今回は、消化器内科医の視点から、「腸活」を始める前に知っておくべき正しい腸内ケアについて解説します。

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腸活で目指すべき「理想の腸内環境」とは?

腸内環境は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類の細菌のバランスで成り立っています。
理想的な腸内環境とは、このうち善玉菌が優位な状態を指します。

「善玉菌」を増やすことで、便秘や下痢の改善、免疫力の向上、美肌効果など、
様々なメリットが期待できます。
しかし、ただやみくもに「腸に良い」とされる食品を摂るだけでは効果が出にくいことがあります。

なぜなら、腸内環境は一人ひとり異なるため、自分に合ったケアを見つけることが大切だからです。

 

消化器内科医が教える正しい腸内ケアの3つのポイント

1,善玉菌のエサを摂る
・善玉菌を増やすためには、「プレバイオティクス」と呼ばれる、善玉菌のエサとなる食品を積極的に摂ることが重要です。
・水溶性食物繊維やオリゴ糖を多く含む、海藻、きのこ、根菜類、豆類、玉ねぎ、ごぼう、バナナなどを日々の食事に取り入れましょう。

2,善玉菌を直接摂る
・「プロバイオティクス」と呼ばれる、生きた善玉菌を含む食品を摂ることで、直接腸に善玉菌を届けます。
・ヨーグルト、納豆、味噌、漬物、チーズなどの発酵食品がこれにあたります。

3,規則正しい生活習慣
・食事だけでなく、適度な運動、質の良い睡眠、ストレスを溜めないことも、腸内環境を整えるためには欠かせません。
・特に、ストレスは腸の働きに大きく影響するため、自分なりのリラックス方法を見つけることが大切です。

 

腸活を始める前に、ご自身の腸の状態を把握しましょう

「腸活」は健康への第一歩ですが、便秘や下痢が続く、腹痛があるなど、気になる症状がある場合は、まずご自身の腸の状態を把握することが大切です。

大腸内視鏡検査によって、腸の状態を正確に確認することができます。
「腸活」を始める前に一度、ご自身の腸内環境を専門医と一緒に見直してみませんか?

下北沢駅前きみじま消化器内科・内視鏡・肛門外科クリニック

小田急線下北沢駅徒歩1分、京王線明大前駅からもアクセス良好。
AI内視鏡システムを導入し、鎮静剤を使った苦痛の少ない胃・大腸カメラ検査を提供。痔の日帰り手術も行っています。

消化器の不調や内視鏡検査、痔のお悩みはお任せください。

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院長 君島 映

この記事の執筆者

略歴

  • 東京女子医科大学 消化器病センター
  • 筑波胃腸病院
  • 防府消化器病センター
  • 医療法人社団 中山会 八王子消化器病院
  • 医療法人社団 松弘会 三愛病院

資格

  • 日本消化器病学会 消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
  • 日本外科学会 外科専門医
  • 日本消化器外科学会 消化器外科専門医
  • 日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
  • 日本膵臓学会 指導医
  • 日本医師会 認定産業医
  • 厚生労働省 臨床研修指導医
  • 緩和ケア研修会 修了
  • 保険医
  • 難病指定医
  • 四段階注射法 講習会修了

所属学会

  • 日本外科学会
  • 日本消化器外科学会
  • 日本膵臓学会
  • 日本消化器病学会
  • 日本消化器内視鏡学会
  • 日本再生医療学会 正会員